貴宮むいみの陰謀

【衝撃】「私のどこが好き?」の「どこが」、実は意味なんてなかった! - 月がでたでた月がでた

この類の「女性語」の翻訳の仕方はジョン・グレイの著作を読むと、理解する事ができる。
リンク先の例だと、「自己内省的」な意味で言っている、と翻訳すればいいらしい。

つまり、「私が原因で彼の好意が私から離れていないだろうか?」という不安へ「答えればいい」わけになる。と、ジョン・グレイは言っている。

他にも面白いのが「女性的採点方式」と「男性的採点方式」のとてつもない違い。この違いを知らないと間違いなく悲劇が起こる。起こらないほうがおかしい!詳しくは『ベストパートナー〜』を読め。

さらに、女はナゼしゃべりつづけるのか?このロジックを理解すると、いろんな理不尽な当り散らしを理解する事ができる。

正直、男としても、「酷いレッテル」だと抗議したい部分が数多くある。が、「そういった傾向があること」も否定できないのも事実。


僕は、かなり少女漫画を読んでいると思う。でも、ジョン・グレイが指摘するような「女性的思考パターン」なんて微塵も感じた事はなかった。


それは少女漫画が意外と「男性的思考パターン」に毒されたストーリーテリングとなっているからなのか?
はたまた、男にとって「女性パラダイム」は「男性パラダイム」からは絶対に理解できないのか?


僕は後者だと思う。現に、僕の実体験や今まで読んだ物語に「女性的考え方」を当てはめることが可能なんだよな。つまり、「女性的な世界」は常に僕の前に存在していた。にもかかわらず、そういったものを僕は見逃していたわけだ。いや、「見えてはいたが、そのように解釈できなかった」と言い直すべきか。


とりあえず、ジョン・グレイは何冊か読むべきものだとおもうぞ。≪まさに『無意味』!!≫な女性語を理解したいならば、尚更だ。というか、男女性別関係なしに、すべからく読むべき!!

ちなみに、火星でも金星でもなく、水星人の思考パターンを知りたいひとは『太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)』(★★★)でもドウゾ。

*1:加藤は80年代後半以降の著作の方が健全。古いのはルサンチマンが炸裂してるので退屈かも。