加藤ちゃん( ゚д゚)、ペッ

さて、大衆作家でもなく、著書がやたらに多い人といえば、斎藤孝中谷彰宏か。いや、大いなる先達として、加藤諦三がいる。以前、中島ギドーが三笠書房から出す本で加藤を批判しようとして、加藤は三笠の大切な著者だからというので没になったと書いていたが、加藤など知識人だと思われていないから、一般には相手にされていない。加藤秀俊なら、読むに値するかしないか議論になるが、諦三ではただのものを書く人生相談の人だ。香山も、まあ、そういう人だということだろう。
香山リカの粗製濫造について - 猫を償うに猫をもってせよ

酷い猫パンチだぁ〜。加藤諦三香山リカ齋藤孝を同列に扱わないで〜〜〜!そりゃぁ〜80年代前半までの著書は二元論全開の神経症だったけどさ……少なくとも、実存主義教養主義ビルドゥングスロマンを志向しているんだから、少しぐらい、自己中で離婚しまくりのクセに結婚相談を請け負うことによって自己の渇望を補完しようとするあまりに被害者を逆に量産しているであろう≪米国最悪≫なババアの勘違い著書を嬉嬉と翻訳しちゃうところに「全然、神経症を克服できてネーよ、このジジイ!」とか思っちゃったりもしたり、ゴミみたいな著書もいっぱいあったり、使いまわしがあったりしてもいいじゃないかよ〜ぅ……。

少なくとも、それなりに気合が入っている著書の内容は劣化しているどころか、斬り方が巧くなっているぐらいなんだから、香山リカなんかと同列に扱わないで欲すぃいでぇいす!


と、一冊も読んだ事ない香山リカを不当に貶めてみた。


と、ここ数ヶ月で加藤諦三を20冊以上*1、流し読みして、彼の四半世紀に渡る思想の変遷をムーディーブルースでリプレイした一読者は思うのであった。(完)

2007年05月11日 bunoum 本 「加藤など知識人だと思われていないから、一般には相手にされていない。」みのもんた、細木、江原、迷える一般人が有難がるのは知識人でも政治家でもなく人生相談の人じゃないかしら。
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だから、こんなスピリチュアルな連中と、一緒にされるのが悲しい。加藤の人生相談はそれなりに科学的な根拠に基づいていると思うんだ……。いや、本しか読んだことないから、実際はどうなのか知らないけどさ……。少なくとも、養老のじいさんよりは、レヴァレッジ・リーディングの価値がある経験本*2に値する著者だと、僕は思う。ブックオフで粗大ゴミと化している西村京太郎とは違うのだよ!w

*1:どれが、良いかは、挟んである付箋の量で測定できそうだけど…多読し過ぎて、どれに何が書いてあるか把握できてないんだよなァ〜(笑

*2:だって、加藤は心理系が専門じゃないけど、筋金入りの(元)神経症だもん。