最低賃金保障と補助金の違い

菅さんがTVで力説してたぜ。農家の最低賃金を保証する事と助成金を出して農業を支援する事は違う。前者ならWTOの規定にも接触しない。らしい。「だけど、どっちも金だすんだから同じじゃないだろうか」と思った。が、すぐに合点いった。最低賃金の保証とは、つまるところ災害補償や公的福祉みたいなもので、あくまでセーフティーネットであり「あくまで保障である」というカラクリっぽい。(保証・保障・補償の使い方、これで正しい…はずw でも、「保証」って言うとアウトなのかな?建前ってすばらしいね、ユンカース。 :-P )

このレトリックを利用して最低賃金を高めに設定し、実質上は助成金とするのが民主党の狙いか?タイと同じで農村部に金をばら撒く手法ですなwww

そして、農業といえば、散人Blog。ネタなのかマジなのか分からない勢いで農家を叩いています。でも、けっこう多くの人が日本の収益バランスを無視して「農業へ帰れ」だの「皆で時給自足すれば良いんだよ」みたいなことをいう。でも、ここまで高度化した資本経済において、そんなのは自殺行為。万人直耕なんて江戸時代の思想ですか?安藤昌益かよ!迂回生産についても考えて欲しい、と経済学素人さんは考えるのであった。

あと、小麦より米の方が生産効率がいい(連作ができる)から、みんなで米を食べれば食糧危機もモーマンタイ!ってのは、どーなんだろう。暑いタイでも、寒い北海道でもつくれる米は意外と優秀なのかもしれない。牛よりは遥かに生産効率は良いんだろうけど……。米・小麦より大豆の方が生産足りてなさそうだけど。