空気律

2006-09-19…【追記】トラバ先間違えました。すみません...orz
http://d.hatena.ne.jp/sho_ta/20060917…こっちが引用元。
空気読む読まない以前に、相手の人格を攻撃する反応に迎合する空気読み遣い達にげんなりする。

「空気読め」というのは、いわゆる「世間」の同調圧力だ。そしてあらゆる共同体は同調圧力を持ち、「異者/他者」を設定することで成り立っている。つまり「空気」というのは、そもそも「空気を読めない者」がいないと成り立たないものなのだ(「読めない者」が存在しない、意識されない場合は、「空気」そのものが意識化されない)。だから共同体は「少年(異者/他者)」を同化しようとするかもしくは排除しようとする。

 だからつまり「空気読め」とは(あらかじめいることが想定されていた「空気読めないヤツ」に対して)「空気を読んで俺達と同化しろ」、もしくは「ここから出て行け」と言っているだけのことだ。これがなぜ「敗北宣言」になってしまうのか?(いやならない(反語))

この世界設定は興味深い。図で書くと


【(読める奴)X(読めない奴)】=【空気律が支配する異天空間】…(A)


でも、僕の解釈では


【(読める奴)】=【空気律が支配する異天空間】

なわけで


【(読める奴)=空気律が支配する異天空間】X【(読めない奴)】…(B)


という世界設定なんですよね。だから、「空気読め」の一言で「空気読めない奴」の侵入を許したことになり、(B)の封絶は見事に破られ空気律の敗北となる。

ですから、空気読めない奴の侵入を許したとしても、ヴァイザードの皆さんのように、空気読めてない織姫ちゃんの侵入を華麗にスルーして、あたかも結界突破がなかったかのように振る舞えば、きみとぼくの壊れた世界を維持できるわけですッ!

ま、空気を読むことに無垢な少年が(B)の世界観を――他方、空気を読むことに自覚的な擦れた大人は(A)の世界観をもち、読めない奴らを蹴落としてサバイバルなんでしょうかね〜。でもさ、僕が思うに空気読める奴って、生存競争において最弱の部類な気がしますよ。だって、空気読めないプレデターは事象の拒絶をもってして颯爽と世界に侵入してくる。はたまた、一生懸命に維持する空気律もトロイのベルでサクっとルール変更されちゃえば、それで終わり。ってなわけで、最強は空気を創ることができる人でした!

でも、空気律が変わろうがなんだろうが、人類最弱の<彼ら>は「維持出来る限りどんな空気でも問題無い」舞踏系能力者なので絶対に負けないというのも真実。なんて卑怯くさいすっぱい葡萄能力だ!

言いかえると

  1. 空気創れる空気律遣い=常勝のラインハルト=>≪人類最強≫
  2. 空気読みの空気律遣い=無敗のヤン=>≪人類最賢≫
  3. 空気読めないマークパンサー=そーだよア・ホだよ〜♪=>≪最終存在≫

強く生きられない凡夫は無粋な生き方を選ぶしかないのですね。嗚呼、無情。南無阿弥陀仏