スキャンダルだ!

東大教師が新入生にすすめる100冊: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

ところでこの場合も、前置きなしというわけにはいかないんだ、つまり序文ぬきというわけにはね、ちぇっ!


はてブに上がってて思った。


「おいおい、これって去年のエントリーじゃねーの?また衆愚か!?」


と、思ったら、今年の改訂エントリーだった...orz

カラマーゾフ

個人的には『カラマーゾフ』は「スキャンダルで牝犬な原卓也」以外はアリエナイ。それはもう、カラマーゾフ的な良識を持つ嘴の黄色いヒヨッコとして、何時の間にかイワンと同じ年齢になってしまった僕が言うのだから、分かってくれますよね、は、は、は!

亀山訳が読みやすく見えるのは、口語が現代の言葉になっているから、だけではない。句読点を増やすことで、主述の見通しをよくしたり、名前をバッサリ切り取って文字密度を薄くすることで、追いやすくなっている。

黙りなさい!恥知らずの偽善者め!


もし、Dainにカワイイ奥さんがいなかったら、今すぐ決闘を申し込むところだぞ……アフィリエイトでな。距離は三クリック……グーグルを、グーグルを1クリックへだててだ!

それとだ、マジレスするとね――これって、まさしく改悪のような気がするんです。そう、Dainは≪父親殺し≫だ!疑いも無く≪戯言殺し≫だ。亀山は綺麗過ぎるんですよ!!!原のように、冗長な文と短文とが織り成すテンポ、それを活かす事によって、フョードルとかいう世界レベ〜ルなピエロの放つ戯言が生きてくるんですよ!

知的複眼

失礼ですが、

ロジカルシンキング」なんて一言もないけれど、その本質が噛み砕いて書いてある。そこらのロジシン本と一緒にしちゃいけない。今まで読み散らしてきたロジシンものの中で、最高に腑に落ちた。分かりやすいだけでなく、即実践に適用できる『ツール』レベルまで具体化されている

こうでしたね?覚えておきましょう。


嘘です、そんなことはみんな!うわべは本当でも、中身は嘘っぱちです!僕がこのエントリーを一年ぶりに読もうとオペラたんが一生懸命にHTMLを読みこんでいる途中、予想していたとおりのばかばかしい喜劇だ!

Dainに必要なのはアクセスだけなんだ。何のために?そこがDainの計算なんですよ!いつだって計算ずくなんですから。

知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)』が必読だって?単なるハッタリさ、その本質たるや『一面から言えば認めざるをえないし、他面から言っても認めぬわけにはいかない』というだけのことじゃないか。Dainの必読なんざ、卑劣そのものだよ!読書家はね、たとえ『知的複眼』を読まなくとも、ロジカルシンキングぐらい、ひとりで『本を読む本 (講談社学術文庫)』や『クリティカル進化(シンカー)論―「OL進化論」で学ぶ思考の技法』の内部に見い出すさ!

「未読の方こそ幸せもの。カラマーゾフは小説のラスボスだが、新訳なら、いま倒せる!」ってね。ただし、訳はやさしいけれど、中身は一緒、あらゆる苦悩が詰まっている。一緒にのたうちまわろう、「大審問官」で。

これだ、これだからな!偽善だ、古臭いエントリーだ!台詞も古けりゃ、類書も古くさいや!古めかしい紹介に、紋切り型の「大審問官」ときた!そんなことは、こちとら承知してまさあね!シラーの『群盗』にある『唇にはキスを、胸には短剣を』ってやつだ。

やっぱり、Dainはフォン・ゾーンだ!アフィリエイトの国からよみがえった正真正銘のフォン・ゾーンだて!

俺は飲んだくれてやしないよ、あのラキーチンの豚野郎の言いぐさを借りれば、≪賞味している≫だけさ。

冗談じゃないよ。昨日もAmazonのところで、僕はふざけてるって言われたっけな。あのね、あるアフィリエイターが、もし必読書が存在しないのなら、考えだすべきである、と言ったんだ。


セ・トラジックですわ。


高雅な玲嬢の親戚のDainさんは、ブログの中に良書より売上の方が多いのをお好みだが、わたしは反対で、自分のブログに売上より良書の多いほうが好きなんでさ。売上なんぞ、くそ食らえですよ!そうだろうが、フォン・ゾーン?


それと≪春先に萌え出る粘っこい若葉≫としてはですね、「グルーシェンカ」ってカタカナが許せないんですよ、Dainさん。原卓也版では「グルーシェニカ」なんですよね!カルガーノフはカンガルーだろうがガンダルフだろうが、どーでもいいんだけど、グルーシェンカはだめでしょう!?(まぁ、シェンカの方がロシアっぽい気もするけど……

まぁ、これぐらいなら許容範囲。だけど、『赤と黒』の「ジュリアン」が「ユリアン」になってたり、『デミアン』が『デーミアン』になってたり、「シンクレール」が「ジンクレール」になってるバージョンは気に食わない。たとえソレが、発音に忠実であったところで、「イォシフ」が発音できない名前だとしても!!!「ヨシフ」なんてダサイ名前!それじゃウルトラモンタニズムどころか、超ウルトラモンタニズムじゃないですか!そんな名前はグレゴリウス7世だって考えなかったでしょうよ!

っつーか、愛称まで統一かよ!冗談じゃないよ。そんなボケ老人はお呼びじゃないの!!青い鳥文庫の『岩窟王』でも読んでなさい!もしくは『黒魔女さんが通る』を読でりゃいいんだよ!決して『若おかみは小学生』なんてよんじゃならんのだよ!!!


というかね、『カラマーゾフ』も『ジャンクリ』もそうだけどよ――

わたしが小説を読む理由は、そこに欲望が書いてあるから。欲望は様々な形を取る。権力欲、支配欲、愛欲、性欲、意欲、我欲、禁欲、強欲、財欲、色欲、食欲、邪欲、情欲、大欲、知識欲、貪欲、肉欲… 「カラ兄」には、ありとあらゆる「欲望」が書いてある

「欲」だけじゃなくてさ、こーいう弩級の古典ってさ、「神経症」の扱い方が上手いんだよな。ジコチューでさ、絶望しててさ、葛藤を抱えててさ、それで結局は自己愛に完結してて内を志向してしまう病的なナルシストの神経症――ニーチェでいえば、ルサンチマンにあたる部分っぽい気がする。

これをどー扱うかがキャラを魅力的にする秘訣のような気がする。クソ野郎がいい奴だったり、お人よしがウジ虫野郎だったりさぁ〜。

漫画だと『ジョジョ』とか『新暗行御史』が、そーいう描き方が巧い気がするね〜。

ってか、そんなに欲望浴したいなら山田風太郎でいいよな。わざわざ、『銀河英雄伝説』の序章より退屈な序章をもつ『カラマーゾフ』より、『柳生忍法帖』でいいじゃん、って思うんよ。

それに、雑魚の方のムドーを倒しても嬉しくないし…そーいう噛ませ犬はガラフおじいちゃんにヌッ殺してもらえばいいというか、シルバードで特攻でいいじゃん?(笑

あっとさ〜、東大生に『日本人の英語』を読め?生徒を舐めてるだろ?この味は…嘘をついている味だぜ………東大教官!まさか、『わかりやすい英語冠詞講義』読んでないのか、お前ら教養人は?!


ついでに、Dainさんの選書にツッコムと、「山月記・李陵」は「15.中島敦全集」に含まれていると思う。


つまり、Dainなんぞ憐れむことはないってわけだ。ああ、俺の考えでは、俺の惨めな地上的、ユークリッド的頭脳では、Dainは『早すぎた』んだ……健忘症なんだ――

それにしても、こんなスゴい本を紹介される東大の新入生、うらやましいぞ。そういや、昨年の100冊リストを「とてつもないボスキャラクラスの書物たち」と称した方がいらしたが、ちッちッちッ、それは違うよ。ボスキャラクラスの書物は、「教養のためのブックガイド」に並んでいる。このリストで紹介した本も、ちらほら入ってはいるが、「ボスキャラ」は本書にある。おそらく、これが東大のレベルなんだろうな。わたしにはレビューすらできない巨神兵ばかり。いわゆる「巨人の肩に乗る」ための書物群。

脳みそが『腐ってやがる!』


ただの雄大な幻想ですか?それともクワトロの何かの誤解か、およそありえないような qui pro quo(人違い)ですか?



すまん…なんか力尽きた。もうネタないよ。タイプするのがメンドイんだよ、イワンの台詞はよぉ〜。どーして「戯言シリーズ」の長い台詞や「終戦のローレライ」の大佐の演説がネットに出まわっているのに、イワンの台詞は出回っていないんだよぉ〜〜〜。><

あと、「大審問官」もだけど、直前の「反逆」や、そのあとの「ゾシマ神父の昔話」だって凄い。「場違いな会合」とか「反逆」とか「論争」とかの後に「大審問官」というフィニッシュがくるんじゃないの?と、思うんだ。

だから、『「大審問官」だけでも読め』とか言う人もいるけど、それって違うんじゃないかな〜って思うんだよね。


*Dainさん、失礼な事ばかり書いてゴメンナサイ。^^;